病棟看護師から産業保健師へ転職して数ヶ月・・・
産業保健師として働きはじめて、自分の中で大切で欠かせないスキルだなと感じることがあります。
目次
1.コミュニケーション能力〜相手の意見を聞く、簡潔に自分の意見を伝える大切さ〜
まずはこれです!
何と言っても欠かせないのが『コミュニケーション能力』です!!!
もちろん、病棟看護師で働いている方などは
すでにコミュニケーション能力の大切さは実感していると思います。
この産業保健師として働きはじめてからも、コミュニケーションの大切さを実感しています。
多部署とのやりとりには円滑なコミュニケーション能力が必須!
産業保健師は、大企業ではない限り会社に1〜2名ほどの人数です。
保健師の仕事自体も、自分の部署内で完結することはほぼないです。
そのため、どのような仕事をするにも多部署との協力が必要となります。
例えば、健康診断の対象者のリストの中から退職者を除外したいという場合は、
会社の人事部等に、退職者のリストをもらいたい旨を依頼する必要があります!
相手の繁忙度など話をしっかり聞くこと、そして簡潔に自分の意見や要望を伝える能力が必要となってきます!
ときには、相手のキャラクターを理解した上でコミュニケーションを取ることも大切です。
病院にもいますが、会社にもキャラ強めの方たちはたくさんいます(笑)
相手の意見を聞くこと、そして簡潔に自分の意見を言える力を持とう!
コミュニケーションの大原則ですが、相手の話を聞くことが大切です。
これは、看護師をしていたらけっこう身につくと思うのですが、
意外としっかりと聞けていないこともあるのではないでしょうか?
会社は病院ではありませんので、自分は正しいと思って相手にストレートに伝えても
うまくコミュニケーションが取れない時もあります。
その人の事情や性格などにもよりますしね!
そのため、相手の話を聞くという姿勢はいつでも大切にしたいと私も思っています。
また、上司は色んな仕事を抱えています。
そのため、『いかに分かりやすく、簡潔に伝えられるか』ということも大切になってきます。
普段から簡潔に伝える点を意識して上司などとコミュニケーションを取っていきましょう!
以前、『企業人としての伝え方』というセミナーに参加した際に教えてもらった考え方がこらら!
伝え方の5ステップ
- テーマ(〇〇についてご相談があります)
- 相手にどうして欲しい(〇〇さんの意見をお聞きしたいと思っています)
- ポイント(理由、代替案など)の数(ポイントは3つあります)
- 1つずつ簡潔に説明する(1つ目は...、2つ目は…)
- まとめる(まとめると□□なので、〇〇さんの意見をお伺いできますか)
このような流れで、『分かりやすく簡潔に伝えるスキル』が身につくように
日々練習していきましょう(^^)
2.会社員ならではのビジネルマナー!〜ビジネルマナーは自分で学んで身につけよう!〜
会社員として欠かせないスキルがこの『ビジネスマナー』です。
企業に入った新入社員だとビジネスマナーの研修も会社で行ってくれるかもしれません。
もしくは、大企業の産業保健師だとそのような研修があるかもしれません。
しかし、ビジネスマナー研修があろうとなかろうと必要なものですので、しっかり身につける必要があります。
看護師のときには学べないビジネルマナー!
この『ビジネルマナー』は看護師のときには必要のなかったスキルです!
しかし、一会社員として、社員さんや外部の人たちとの連絡を取るためのメールの書き方や
相手に対してどのような言葉遣いをするかなど
失礼のないようにするビジネスマナーも仕事をしていく上では欠かせないスキルです。
ビジネスマナー講座を受けたり、1冊くらいビジネスマナーの本を買って勉強することをオススメします!
ちなみに、今の私の職場は、産業保健未経験者2名です。
そのため、先輩から教えてもらうことができなかったため自分で勉強するしかありませんでした(笑)
私は2冊の本を読んで勉強しましたが、1冊でもいいかなと思います(^^)
私が勉強した書籍がこちらです!
しっかりと自分で勉強したビジネスマナーは仕事でも生きてくると思いますので、
産業保健師として働きはじめたら社会勉強と思って勉強してみてくださいね!
ちなみに、一通り勉強しても分からないこともあります(笑)
そんな時は、Google先生にその都度聞いて解決するようにしています(笑)
3.問題解決能力〜自ら問題を解決する力をつけよう!〜
そして、3つ目はこの『問題解決能力』です。
自分が働くその会社にもよると思いますが
今私が働いている会社は、『自分で解決しよう!』という心持ちがないと仕事が進みません(笑)
今の会社はある意味すごいなと思うところが、
産業保健未経験者を2人採用してその2人が今の健康管理をしているところです。
そして、産業保健師業務を把握している人がほとんどいなかったため、
健康診断の準備をするにしても昨年までの資料を見つけて、
自分たちで今年はどのように健診を運営していくかを考えるところから始まりました。
会社によっては1年間の業務がしっかりとルーティン業務化しており、こんな状況ではない会社もたくさんあると思います。
しかし、入れ替わりも多い産業保健師の業界ですので、
自分たちでどうにか問題と解決していこう!という姿勢は大切なのではないかと感じています。
ときにはリーダーシップを発揮する必要もある!
産業保健師として働いている私にも、上司はいるのですが
『産業保健師としての上司』はいません。
大企業で数十人の産業保健師がいる会社では、産業保健師のリーダーがいると思いますが、
多くの会社では自分の上司は総務部であったり、健康保険組合であったり、部署は同じだけれど
やっている仕事は全然違う!というパターンが多数だと思います。
そのため、健康診断など自分が主導で動いていかなければいけない場合が多いです。
・健康診断の方向性を話し合いたいから、上司を含めたミーティングができるように調整する
・資料等を作成し、ミーティングを主導的に進める
など、看護師ではなかなか経験してこない状況に遭遇します。
これは慣れも大切だと思いますが、
ここは自分がリーダーシップを取らなければいけない!という必要性を把握し、
リーダーシップを発揮して仕事を進めていくことが大切です。
個人的に病棟看護師の時は、あんまりリーダー業務は好きじゃなかったのですが、
今の会社では必要に迫られることも多く、だいぶ慣れてきました!
なので、自分は苦手だからできない(;;)と思う必要は全くありません!
できる仕事、やれる環境しか回ってこないと思っています(^^)
必要なスキルのまとめ
- ビジネスマナーを身に付けて、周りの人たちと円滑なコミュニケーションを取ることができること
- リーダーシップをもち、いつでも自分から問題を解決できる問題解決能力を持つこと
おわりに
この記事では、私が実際に産業保健師として働いてみてから実感した
産業保健師として欠かせないと思ったスキルです。
社会で働いていく上では当たり前のスキルなのかもしれません。
しかし、病院という特殊な環境から飛び出して社会に出たという方たちへ少しでも参考になれば嬉しいと思います(^^)
ちなみに、よく言われるPCスキルもあればあるだけいいです(笑)
私も今Excelと仲良くなれるように勉強中です!!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)